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え?仮歯の前歯が抜けた!すぐ抜ける理由を歯医者が当ててみましょう!

こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。

あなたも仮歯や差し歯などの前歯が何度も抜けた…という経験をしたことありませんか?

当院にもけっこう「前歯が抜けちゃったんですけど…」って駆け込んでくる方いらっしゃるんですよ。

そして今日のタイトル、(仮歯や差し歯の)前歯がすぐ抜ける理由についてお話します。

先に結論を言ってしまうと、奥歯がないからです。

「え?奥歯がなんで関係するの?」と思うかもしれませんが、前歯が抜けてしまう理由には、かなり関係があることなんです。

その理由をお伝えしていきながら、どうしたらこれ以上、大切な歯が抜けないようになるのかを教えます!

前歯が何度も抜ける人は理由があります

自分の前歯が抜けるのは、本当に困りますよね。

そんな困った生活にならないように、当院で患者さんにお伝えしていることをこちらでもシェアしていきますので、参考にしていただければ幸いです。

では、さっそく始めていきましょう。

仮歯や差し歯なども含め、前歯が何度も抜けてしまう人。

それは前歯に詰めたプラスティックでも、前歯に被せた差し歯や仮歯でも、被せた銀歯に盛ったセラミックやプラスティックでもです。

これにはしっかりとした理由があるんです。

なぜ仮歯の前歯は抜けるのか?

なぜ仮歯や差し歯の前歯が何度も抜けてしまうのか?

冒頭でもお伝えしたようにあなた、もしかして奥歯がないのではないでしょうか?

奥歯がないと前歯に咬む力がもろにかかって、詰め物被せ物は取れます。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”ikemura.png” name=”池村”]もげます![/speech_bubble]

つまり、前歯がちょこちょこ取れているあなたは奥歯を作れば良いのです。

ただし!

一般的には入れ歯(義歯)だと、構造上、咬んでも歯肉が柔らかいので沈みこみます。

つまり、しっかりした奥歯のかみ合わせを確保するには至らないということです。

特に咬む力が強い男性の場合は、入れ歯だとぎゅうぎゅう咬んで入れ歯が歯肉を圧迫してとても痛いです。

するとどうなるか?

結局、がっちり咬まないように入れ歯のかみ合わせを甘くします。

結果として、結局、前歯に負担がかかります。

また、どうしても入れ歯よりも自分の歯で咬みたがるので、やはり前歯で食事をしようとして前歯に負担がかかります。

これが前歯が抜けてしまう主な流れなんですね。

前歯が抜ける負のスパイラル

もう少し詳しく説明しましょう。

奥歯がなくなってしまう。

前歯に負担がかかって前歯がしょっちゅう取れる。

かみ合わせを確保したくて入れ歯をいれたとしても…

入れ歯は咬んだら歯肉に沈み込む、入れ歯が乗っている歯肉が痛い、前歯で咬みたい、という理由から

やはり前歯は取れてきます。

このような前歯が抜けるスパイラルに陥ってしまうのです。

詰め物被せ物をしていない自分の歯であっても、歯が欠けたり、すり減ってやたら短い歯になったり、前歯がぐらぐらになったり、出っ歯になったりします。

奥歯がなくなって、前歯がおかしくなってしまった場合、奥歯にインプラントを入れてかみ合わせを確保しないと残っている歯は咬む力でどんどんダメになっていきます。

ダメになっていく歯というのは、加速度的に増えていっちゃいます。

歯が抜けた時のブリッジがやっかいな理由

ブリッジとは、固定式の歯のことで、歯を無くしてしまった部分の
両側の歯を土台にして、人工の歯で固定する方法のことです。

歯が抜けた1本歯を失ったら、両隣を削ってブリッジが、今までの常識でした。

でも、今まで歯科治療を行ってきて思うのは、

[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”ikemura.png” name=”池村”]失った1本を補償する為に
両隣を巻き込んでいるなぁ[/speech_bubble]

ということ。

つまり、問題のあった歯が、1本→3本になってしまうんですよね。

歯は、1本1本使命があって、そこに生えているわけなんです。

でも、1本がだめになったからといって他の歯にその分の負担を強いると、まったく健康な状態よりも寿命は短くなります。ダミーの歯の下は磨けませんしね。

何本もブリッジを入れていると…

ダメになる歯が多く、何本も連結されたブリッジを入れてらっしゃる方。

これが悲しいくらいに悪くなってしまっています。

先ほども言いましたが、歯は、1本1本使命があってそこに生えているんです。

裏側はセラミックでもなければ、バイオフィルムがべったり付いている事がほとんどです。

確かにオペは怖いかもしれませんが、処置される歯を最小限に抑え、お口の中の環境をなるべく崩さない様にするにはインプラントはかなり有益だと思います。

おみこしに例えてみるとわかりやすい

この状態を、たとえばおみこしにたとえてみましょうか。

最初、28人で担いでいたおみこし。(歯が28本なので)

誰かが疲れて倒れてしまいます。つまり、担ぎ手が減りますね。

そうなってしまうと、一人当たりの負担が増えますね。

すると、当然疲れる速度も速くなります。

そこでまた誰かが倒れるのです。

これが口の中でも繰り返されているということ。

当然、残った人数でおみこしを担ごうとしても長時間は無理ですし、残った人数が少なくなればなるほど疲労も大きくなり、バタバタ倒れて、いずれ誰もいなくなるのです。

ブリッジだろうが入れ歯(義歯)だろうが、担ぎ手が減ったことに変わりはありません。

担ぎ手を再び増やすには、インプラントしか今のところないのです。

だから、この状態になったら、インプラントをすることをオススメしております。

現に私もインプラントなんです。歯医者が選択するのが、インプラント治療です。

ちなみにインプラントについては、こちらで説明しておりますので、参考にしてみてください。

インプラント治療とは?

あなたは、前歯がしょっちゅう取れていませんか?

とりあえず着けて・・・をくりかえしていると、その歯でさえも助けてあげられる状態ではなくなってしまうかもしれません。

差し歯や仮歯が抜けたからといって…

そして、こんなサイトを発見しました!

差し歯がとれた!自分で戻せる?

この記事にも書いてありますが、自分で応急処置をしてしまうとかなりのリスクがありますので、すぐ歯医者さんに助けを求めて下さいね。

自分でなんとかしようとしたら、ダメよぉ~!ダメダメ!!

まず歯医者さんで応急処置をして、そして、なぜ取れるのかを考え、根本的な解決方法を提示してもらいましょう。

前歯がしょっちゅう取れるあなたは、おそらく上記でお伝えしたように奥歯に歯がない状態だと思うので、きちんとした奥歯を作りましょうね。

そしたら、いつ前歯が取れるか気にしながら、舌で微妙に揺れている前歯をつついて生きていかなくてもよくなりますよ!

それって、けっこう素敵なことじゃありませんか?

いつも言っていることですが、当院はカウンセリングの時間を設けて、歯の根本的な原因をお伝えし、そこから治療していきます。

歯が抜けてしまって大変な思いをしているのであれば、下記お問い合わせから、いつでもご相談くださいね。

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