本日は久しぶりのブログ更新です。
神田中央通りいけむら歯科では「よけいなことはしない・必要なことだけを行う歯医者さん」をコンセプトに日々患者さんの健康をサポートさせて頂いております。
今回はそのコンセプトにのっとった当院で行っている虫歯治療について紹介致します。
この記事の目次
ドックベストセメントとは?
通常むし歯になってしまった歯は、むし歯でとろけた部分はすべて削りとらないと再発してしまうのです。
しかし、このドックベストセメントという薬は一度とろけてしまった歯を再石灰化してくれるという今までにない治療法です。
こちらは今年の8月中旬のレントゲン写真。
赤丸で囲ってあるところにご注目下さい。白っぽいところが硬い部分、黒く見える部分がむし歯で柔らかくとろけてしまったところです。
今までの治療であればこのやわらかい部分はすべて取り去らないといけません。
むし歯をすべて取ると神経まで取らないといけないほどのむし歯です。
そこでドックベストセメントを塗り、再石灰化を待ちました。(ちなみに赤丸の右側の白く写っているものはドックベストセメントの上に被せてある蓋です。)
削らない治療のためのドックベストセメントの再石灰化
1ヶ月半後のレントゲン写真です。
歯の黒かった部分が白ーくなっているのがおわかりでしょうか?
再石灰化が進んでいるんですね。
この歯は神経を取らないといけないほどのむし歯でしたが、患者さんがドックベストセメントを選択した結果、神経は保存され詰め物で済むようになりました。
ドッグベストセメントにはこちらの記事も参考にどうぞ
こんな選択肢もあるんです。
今まで歯医者さんでただ黙って削られていた方、気づいたら口の中に金属がたくさん入っていた方、もしかしたら削る必要はなかったかもしれません。
どうぞ黙って削られる前に当院にご相談下さい。全然違う結果が出ると思いますよ。


池村 和歌子

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