二極化
こんにちは。削らない歯医者の池村です。
本日のタイトル、「二極化」。
10年以上前から歯科医療の現場で感じていました。
これ以上悪くならないように予防目的で歯科医院に通える人
インプラントして噛み合わせを確保して、結果他の歯も守れる人
詰め物や被せ物にセラミックを選択できて、お口の中の環境を良くしていける人
対して
様々な事情があり良い治療やメンテナンスができない人
できる人とできない人は、残りの人生のクオリティが大きく変わってきます。
再発のリスクを下げる為に予防目的で定期的に歯科医院に通える方は
定期的なメンテナンス代はかかりますが、今後大きな治療費はないでしょう。
良い治療を選べる人、
例えばインプラントやセラミックを選べるならば初期投資はいくらかかかりますが、口の中は安定し、今後突発的に大きな治療がなくなるでしょう。
治療が終われば後は定期的なメンテナンス代を確保するだけ。
昔治療された歯が劣化して再治療が必要になることももちろんあるでしょう。
しかし何のメンテナンスもせずに悪くなるに任せているのと、定期的にメンテナンスをしているのとでは劣化の速度が違います。
良い治療を選択できずにとりあえずの処置を繰り返している歯は劣化が早く、再治療の速度が上がっていきます。
再治療を高頻度に、複数本行っているうちに、耐えきれずに歯がダメになっていってしまうのです。
するとますます治療費が必要になってきますし、治療の為に通院する頻度も増していきます。
歯を守ると、全ての医療費を下げることがわかっています。
ボケのリスクも糖尿病のリスクも感染症のリスクも下がります。
予防や良い治療であなたの歯を守ろうと取り組める人と、そうでない人。
歯だけではなく全身状態も二極化します。
歯の予防や必要な治療を「予算削減」「予算縮小」でクオリティの低い治療を繰り返してお茶を濁していると
後日、大病を患う可能性が高くなります。
元気で過ごして快適な人あなた
病気を患い病床に臥すあなた
歯の予防処置や治療の選択肢が別れ道かもしれませんよ。
「先のことはわからない」
という人がいますが、少なくとも歯のプロである私から見たら歯のトラブルに今後も見舞われそう、すると体調も…というのがわかります。
最初に頑張って良い状態になり、それを維持できる人と、
ただただ悪くなっていくだけで時間もお金も垂れ流しの人。
今以上悪くならない予防に年間の予算を確保して定期的に時間や日時を決めて歯科医院に通う人と、
ある日突然悪くなってしまい、治療費が予想外にかかって右往左往してしまう人。予定外に通院しないといけなくて時間の管理が難しくなってしまう人と。
今後もこの二極化は広がっていくでしょう。
あなたはどちらでしょうか?
私は、歯を守る事が全ての病気の予防に繋がること・つまり医療費を下げることがわかってからは
予防や良い治療でできるだけ患者さんの歯を守ろうと取り組んできました。
患者さんの身体をやその後の人生が心配なので、かなり時間をかけて現状や将来のリスクをお話しています。
しかし、悪くなってしまう処置をあえて選択する患者さんもいます。
これも二極化ですね。
普通に削るだけ、治療するだけの歯科医院と
予防に力を入れている歯科医院と。
これも二極化。
当院は、患者さんの歯、ひいては健康を上方、良い方にご案内します。
自分の未来を大切にしたい方のための歯科医院です。
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