歯科疾患を収束させるには「大人になる」ことが大切。
こんにちは。神田中央通りいけむら歯科の院長の池村です。
最近、
「予防歯科って言うけど、他の歯医者と違いがわからないから通うの辞めます」
という珍しい方がいらっしゃいました。通院2回目で(笑)。
栄養療法を基軸に置いた予防歯科と言いましても、我々が魔法を唱えていきなり患者さんに何か良いことが起こるわけではありません。
栄養療法と言っても、いきなり内科さんのように血液検査をするわけでもありません。
あくまで歯科です。歯科医院です。
いきなり栄養療法から始めようとしたら、明らかに医師法違反です。
予防歯科とは
栄養療法を基軸に置いた予防歯科とは、まずしっかりと口腔内環境を整える・歯周病という慢性炎症を抑えてむし歯や歯ぎしり食いしばりなどの口腔疾患だけでなく、全身疾患の誘発を予防する。
歯肉の検査をし、歯ブラシや歯間ブラシの使い方を確認し、バイオフィルムや歯石を除去して、そこからのスタートになります。
この、他の歯医者さんでも行っているような流れの中にも、要領よく短時間で磨ける効果的な歯ブラシを処方したり歯を傷めないスウェーデン式の理論にのっとってスイスの機械を使用したりします。
短気は損気
ローマは一日にして成らず
地味なことでもコツコツと積み上げていくことが、振り返ると大きな財産になっていることでしょう。
ドクターショッピングを繰り返す方は(よほどとんでもないドクターハラスメントを受けた、という以外は。でも、そんなに毎回とんでもないドクターハラスメントする医師と遭遇します?)、治療効果や医師との信頼関係を積み上げる前に転院しているので、どこにいらしても満足する結果を得ることはできないのです。
自分の時間やお金を無駄にまき散らして、結局は自分が損をしてしまうのです。
「すぐに」「いますぐ」という子供っぽい思考から離れましょう。
口腔疾患は慢性疾患
口腔疾患は、慢性疾患です。
いきなり歯に穴があくわけではなく、
いきなり歯肉が腫れあがるわけではなく、
唐突に歯が痛くなるのではなく
顎の関節がある日突然異常をきたすわけではなく。
徐々に徐々に、毎日の生活の中で疾患の要素を育てているのです。
何年も何十年も疾患の要素を育てているのに、歯医者さんがちょこっと触っただけで何年も何十年もたまった疾患の要素をいきなりなくしてもらえると思うのは幼稚な考えです。
大人は、悪くなってきた要因をまず見つけ、それに対応し、その結果良くなっていきます。
大人は、時間がかかってもコツコツ成果を積み上げていきましょう。
と、いうことで、今日のテーマ
「大人になろう」でした(笑)
むし歯や歯周病などの歯科疾患から一緒に大人になって卒業したい方はご相談下さい。
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