6/22発売予定ですが、すでにアマゾンで予約ができます。

どうぞお手に取って読んでみて下さい。

歯科医師として14年神田にいますが日々感じてきたことをまとめました。

診断の結果、治療部位が悪化するか良くなるかの大事な要素

同じ環境で同じように私が拝見していても、悪くなり続ける方・あっという間に良くなる方、二分されていて。

なぜだろう？悪くなる方と良くなる方との違いは何？

これを突き詰めているうちに10年経ってしまいました。

ある程度傾向が掴めてきて、それをまた日々の削らない治療に生かして。

繰り返しているうちに、悪くなる方と良くなる方の明確な違いがわかるようになってきました。

違いの一つとして、悪くなる方は、自分の身体に責任を負っていない。

医療機関が何とかしてくれると思っている。

ご自身の歯であるのに興味がなく歯医者さんに勝手にされているのを是としている方も悪くなっていく方の典型です。

自分は黙って治療台の上に寝ていて、お金さえ払っていたらなんか完璧にしてくれるという依存性がある方も要注意。

「プロにお任せ～」「すべて先生の言う通りにします」みたいな方も、言葉は柔らかいけれども責任回避です。

このような方は結果が思わしくないときには「言うとおりにしたのに！」と医療機関のせいにするのです。

口腔環境の悪化原因の理由は？

実は、口腔内疾患含め、医科の慢性疾患はすべてご自身の生活習慣が原因です。

まさに「生活習慣病」って言うでしょう？

つまり、医療機関が投薬しようと虫歯を削ろうと歯石を除去しようとセラミックの歯を被せようとインプラントをしようと、悪くなってきた生活の中の行動を知り、生活習慣を変えていかないとどんな素晴らしい治療を施してもダメです。

一瞬は良いと感じるかもしれませんが、また病気の芽が出てきます。

歯に関しては、悪くなってきた原因を生活の中から排除しないでひたすら虫歯を削っている方はすでに悪くなっていて、治療が困難なことが多いです。

悪ければ悪いほど、通常の機能に戻すには労力と治療期間とお金が必要になります。

歯の1～2本程度でもすでになくなっていたら、さらに悪くなります。

次のステップです。

ない歯の負荷を肩代わりした歯が折れたりかけたり詰め物被せ物が外れたりしますし、虫歯を固める薬であるドックベストセメントの仮蓋もよく外れるからなかなか虫歯が固まらないし。

「歯の1～2本の欠損は恐るるに足らず！インプラントを勧める歯医者は儲け主義！」

と放置をオススメする先生も世の中にはいるようですが、私はそうは思いません。

歯は1本でもないと残った他の歯にかかる負担が大きくなります。

バランスが崩れている中で歯を治療しようとするのはあなたが思う以上に難しくなります。

神田中央通りいけむら歯科の治療は？

良くなる方は、今までの自分の生活に虫歯や歯周病など歯・口の中が悪くなる習慣があったのだと素直に認めて、生活を改善していきます。

必要だと我々が判断した検査や予防や治療を徹底的に行っていきます。

当院では唾液検査や口腔内スキャンなどいくつかの検査をし、多角的に今まで悪くなってきた原因を分析して、対策を取ってから、必要であれば治療も行います。

逆に言うと、「対策をしっかり取る」「今までの悪習慣を変える」

このたった2つで、虫歯があってもあえて削らずに現状維持が可能です。

患者さんご自身に氣を付けて頂くポイントもお伝えします。

検査を端折ると、効果的でないことを一生懸命やることになるかもしれません。

それで結果が出ないと、患者さんご自身にとって損ですよね。

つまり、「良い結果が出る方」は、当院がお伝えする歯が悪くなる因果関係をご理解頂き、

患者さんご自身でも生活に氣を付け、バイオフィルム除去など必要なことを定期的に行うことで、患者さんと当院の二人三脚で結果を勝ち取っているのです。

今回、出版した本の内容とは？

「知らなかった」

これはもちろん当然です。歯のことを知る機会なんて、ないですもんね。

今後あなたの歯を守っていくためにはその「知らなかった」を「そうだったんだ！」にする知識です。

通っていただいている患者さんには、その時その方に必要な知識を断片的にお話していました。

今回本にすることで全体像をお伝えできると思います。

もちろん本に書いてあることが私の診療のすべてではないです。

書ききれないことも、表沙汰にしたら騒ぎになりそうだから書かなかったこともたくさんあります。

それでも大事なエッセンスは詰め込めたと思っています。

また、「百聞は一見に如かず」の通り、話を聞くより自分で能動的に文章を読む方が腑に落ちやすいかなと。

知らないと損をしてしまう。

良かれと思ったことがあなたの身体・将来に大ダメージ。

歯科ではこんなことが多いのです。

ぜひ当院の患者さんも、いまだお見えになったことがない方も読んでみて下さい。