こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。

今回は、「歯がなくなる人の共通点」についてお伝えしていきます。歯がなくなっていく人には、いくつかの共通点があります。

わかりやすい具体例を踏まえながら説明していきますね。

今回は、ちょっとテイストを変えて、会話でお伝えしていきます。

歯がなくなる人の共通点ってどんなのがある？

先生、なんかさっき型取りした人の模型のシンプルさに衝撃を受けました(歯が…少ない…)

あー・・・歯が、ないからねえ。
この方は私が神田で歯医者さんしてからずっとお付き合いあるから・・・
もうかれこれ７年くらいは拝見しているかな。
あの時から考えると歯の数は1/3くらいになっちゃったかなあ・・・
残念ながら来年には総入れ歯かもね。

え。
そんな・・・
時の流れに身を任せたら、総入れ歯って結構身近ですね。

身を任せたらね。
歯はなるようにしかならない(ベクトルは悪い方向のみ)から本当は身を任さないで抗って欲しいところ。

悪くなる流れに身を任せないで抗うと、入れ歯は回避できますか？

それはもちろん。
この患者さんも含めて、歯がなくなっていく人には共通点がある。それは。
対症療法を繰り返しているうちに残った歯がダメージを受けてどんどんダメになっていくからなのだよ。
根本的な対策を講じないとテキトーな処置をしてもなかなか難しいものだよね。
そうだなあ・・・じゃあ、イメージしてみて。
28人でおみこし担いでいる様を。

おみこし・・・担いでいる人、想像完了しました！

じゃあね、その28人の中の一人が疲れて倒れたよ。残った人はどうなる？

今までより重いです。

うん。そしてさらにおみこし担ぎ続けてね、さらに一人、また一人と倒れていくよ。

残った人におみこしの重みが食い込みますね。

うん。脱落者が増えれば増えるほどますますつらくなっていくね。
残り数人ともなれば全員脱落は時間の問題だって、わかるよね。
成人の歯の本数は28本、おみこしの重さは咬む力。
歯が抜ければ抜けるほど、残った歯の寿命が短くなるのは自明の理ってわけ。

人数をなるべく減らさないことが残った歯を守ることにもつながるんですね。

そう。
だからとりあえずブリッジとか、とりあえず入れ歯とかやってるとみーんな疲れてきちゃうわけ。
時の流れに抗うにはどうしてその歯がなくなったのか、どういうかみ合わせなのか、今後どういうトラブルが起こりそうだから何に気を付けてどう対処しないといけないのか、もろもろ考えて処置していかないと皆倒れちゃうわけ。
それを考えて一生懸命提案する歯医者さんのいうことをスルーして「とりあえずこれで良いです。今日はいいです。今はいいです。入れ歯でいいです。」ってやってると加速度的に歯が抜けていくんだよね。

今ものすごく抗いたくなりました。

うん。で、すでにある程度歯がなくなっちゃってる人は抗う元気もなくしちゃってる場合もあるけど、がんばって抗うとなんとかなるケースが多いよ。

諦めないで抗うことが大切なんですね。

自分の状態を把握して対峙する事が大切です。