インプラントの仕組み「自分の歯と全く同じに咬める」は大嘘です!
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
今日のタイトル、「インプラントは自分の歯と全く同じに咬めるは、大嘘」ということで、お伝えしていきます。
まあ、大嘘とまでは言いません。小嘘くらいでしょうか。
私は交通事故で前歯が折れたので、4本インプラントですし、自分の母親にも妹にもインプラント治療を選択しています。
だからと言って、
第三の永久歯!
と持ち上げるつもりはありません。
では、なぜ池村はインプラントにしたのか?
それにはしっかりとした理由があります。
今回、インプラントの歯の仕組みからお伝えしますが、あなたにも当てはまることがあるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
あと先日、行ったインプラント研究会でのショッキングな症例についてもシェアしていこうかと思います。
この記事を読んでいるあなたには、このような症例にならないようにしていただければと思います。
インプラントの歯の仕組みを解説します
インプラントは所詮代替品です。自分の歯が良いに決まってます。
インプラントに被せている歯は人工物なので、割れないように硬いものを咬むときは、ものすごく気を遣います。
また、歯みがきだってインプラントの部分の歯肉は弱いので、ものすごく気を遣います。
なにしろ人工物なので、やっぱり気を遣うんです。
図で見ると、インプラントってこんな感じですね。
自分の歯は、歯根膜というクッションがありますが、インプラントは骨と直接くっついているので咬むと響きます。
でも、ほかの治療法の入れ歯やブリッジよりも明らかに優位性があるので、仕方なく選択したのです。インプラント、ブリッジ、入れ歯のメリット・デメリットはこちら
ブリッジは昔からある治療法ですが、健全な歯を削らないといけません。
入れ歯は、さほど咬めませんし、毎回洗浄するの面倒だし、年齢的にもノーセンキュー。
こういった理由から、インプラントしか選択肢がなかったのです。
つまり、消去法です。
何らかの理由で、うっかり歯がなくなってしまった場合は、デメリットのもっとも少ない治療法だと思います。
歯がなんらかすでにダメージを負っている場合は、治療やむなしですが、それよりは自分の無事な歯をどうやって今後も残していくか、戦略を立てて未来に備える、これが優先です。
インプラントだブリッジだ入れ歯だ、というのは戦術です。
自分の口を・健康を・未来をどのようにプロデュースするかを考えていくのが戦略ですね。
戦略が先にこないで、戦術である治療法にこだわると迷走するので、どうぞお気をつけて。
当院は、患者さんとしっかりと戦略から考え、最適な戦術を提供できるように治療しております。
それを知らないと、以下のようなショッキングな症例にもなってしまう可能性があるのです。
インプラント研究会でのショッキングな症例
私がもうかれこれ5年以上?所属しているインプラント研究会でショッキングな症例を拝見したので、そちらもお伝えしましょう。
参加したのは、その分科会。耳鼻科の先生をお招きしました。
「え?耳鼻科の先生?」と思いましたでしょうか?
なぜ耳鼻科かというと、我々インプラント治療を選択する歯医者は、上顎洞という耳鼻科領域と
かぶるところも触るからなんです。
そこでショッキングな症例を拝見しました。
それはどんな症例かと言いますと…
歯が原因で頭の中に膿が溜まり、膿を出すために頭を切ったり、首を切ったりという症例。
そこまでやらないといけない事態になってしまうこともあるという。
私は常々患者さんに、
とお伝えしています。
当然死因「歯周病・「むし歯」というのは、聞いたことがありませんが、死因が「肺炎」「脳梗塞」「心筋梗塞」というのはざらにあります。
そこに、口の中で繁殖している細菌が絡んでいる話を伝えるわけです。
つまり、
- ・肺炎
- ・脳梗塞
- ・心筋梗塞
というのは、歯医者にも繋がっているということなんです。
その耳鼻科の先生の話は、口の手入れを怠ると一命をとりとめても、入院・そして頭や首を切開という大事になるということを認識しました。
症例写真を見て、やはりできるだけの方に口腔衛生の大切さを伝えていかないと!とまた使命感を燃やして、帰宅しました。
口をきれいにして、損することなど一つもありません。
ちなみにインプラントに不安を感じていらっしゃる方もいるかと思いますが、こちらの記事ではインプラントで失敗してしまう1番多い事例についてもお伝えしております。
ぜひ参考にしてみてください。
歯医者でインプラントを失敗する事例!1番多いのは以外にもこれです!
まずは予防歯科や歯周病治療が得意な歯医者さんでご自分が今現在どういう状態なのか確認なさってみて下さい。
ご自分の身体・健康に興味を持つことから始めてみませんか?
少しでも悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。