予防歯科が得意な東京の歯医者が教える口の中のリスクとは?
こんにちは!
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
本日は、ちょっと愚痴っぽい話かもしれません。
当院は削らない治療が得意なのですが、
もっと得意なのは予防歯科です。
だから当院では、
という観点から予防治療について、
お伝えしております。
まだまだ予防歯科に関して、
意識の薄い日本ですが、
この意識がないと永遠に
歯の治療が待ち受けてしまう
というスパイラルに陥ってしまう
可能性も出てくるのです。
当院は、東京の神田という
ビジネスマンが多い土地柄ですが、
皆さん忙しい方が多いです。
何回も歯の治療に行っていたりする
時間は割きたくないもの。
もちろん、治療するたびに
お金もかかってしまいます。
そんな負のスパイラルにならないよう、
予防歯科について今回は、
詳しくお伝えしていきましょう。
予防歯科とは?
予防歯科というのは、口の中を
クリーニングするだけではありません。
予防歯科とは、
患者さんの健康の設計図を作って、
一緒に実践していく歯医者さんです。
今までむし歯が頻発してきた人、
歯みがきなんてしなくても
むし歯にならなかった人など、
さまざまな方がいらっしゃいます。
むし歯の方は、
治療すればするほど壊れていく…
むし歯になったことがない方は、
歯周病のリスクがおそらく
高いのに気付く機会もなく、
放置して全身に細菌の毒が
ばらまかれてしまっている…
でも、それはなぜでしょう。
むし歯になって歯に穴があいてしまう。
歯周病で歯肉が腫れあがり、
歯周病菌や歯周病菌の出す毒が全身を巡る。
症状は一緒でも、
人により要因は様々あります。
歯医者さんにお世話になってしまう要因は様々
東京の神田で歯医者をしておりますが、
患者さんの要因は本当に様々あります。
例えば、
単純に歯みがきが下手な方もいます。
食べるものがむし歯菌・歯周病菌を
元気にしてしまうものばかりの方もいます。
歯並びが悪くて、上手く歯みがきが
できていない方もいます。
唾液が出にくいお薬を飲んでいて、
唾液の量が少なく、むし歯に
なってしまう方もいます。
唾液の緩衝能(かんしょうのう)という、
むし歯を防ぐ能力が弱い方もいる…
このように原因は実に様々。
複合型の場合も多々あります。
実はこれら原因を調べずに、
ただむし歯であいた穴だけ埋めたり、
歯についた歯石だけ取るという
ことだけしかしていない歯医者さんが多いです。
こんな対症療法を繰り返していても、
症状は一向に良くはなりません。
一瞬、痛みがなくなるので、
元通り咬めるようになったと喜んでも、
それは砂上の楼閣。
だって、原因は依然として
そのままそこにあるわけですから。
原因を突き止めずにがむしゃらに、
「早く治療して下さい」
と歯医者さんにお願いすることは、
例えるなら羅針盤がないまま
大海に漕ぎ出すようなもの。
地図を持たずに旅にでるようなもの。
要するに危険なのです。
歯医者で予防歯科という意識がまだまだ薄い
でも…
まだ予防歯科という意識が薄い日本人。
治療することが自分の身体を
損ねていることに気づいていない日本人。
それについては、歯医者で治療が
長くなってしまうトラブルの原因について、
詳しく説明している記事があります。
ぜひ参考にしてみてください。
歯の治療が長い!トラブルから解放されない本当の理由を歯医者が教えます
ここで、先日決定された、
75歳以上の医療費負担1割が廃止された
ニュースをもとに考えてみましょう。
今や医療費は本当に国庫を圧迫しています。
39兆円を超えたとのことです。
「保険」と言ってはいますが、
もはや保険の様を呈していません。
税金が投入されています。
社会保険もたくさん潰れてしまいました。
でも、ますます増大するでしょう。
すると、どうでしょうか?
75歳以上の1割負担廃止と同様に、
今3割の我々の負担額が気づいたら
5割負担、7割負担になっていく
可能性は十分にあります。
私が予防歯科をオススメする理由
今、歯科での初診は、いろいろ処置をすると
だいたい3千円前後になるでしょうか。
今後5千円超え、7千円超えになる
可能性があるわけです。
さらにいうと、本当に大切な
救急医療などに集中させたいから、
という理由で歯科は保険適応外になる
可能性もあるかもしれません。
だから、私は予防をおすすめするのです。
一昔前は予防の意識なんてなかった。
歯医者だって予防歯科が
わからない・知らない時代があった。
だから、
淡々と穴を埋められてきた方は、
お気の毒ですが仕方のなかったことかもしれません。
でも、今、予防の情報があり、
その気になれば自衛できるのに
動かないままというのは、
非常にリスキーだと思います。
今現在、ある一定年齢以上の方で
歯が悪い方はそれなりの資金力があるので、
インプラントやセラミックの治療を
選択することができます。
しかし!
今予防をしない30~40代の方で、
10年後に今の50~60代の方のように
歯が悪くなったとして、
今の50~60代の方のように
資産が形成できているでしょうか?
こんなこと言いたくはありませんが、
おそらく難しいのが今の世相ではないでしょうか。
その時、咬めない入れ歯を選択するにしても、
咬めない入れ歯を保険で作っても、
もしかしたら負担額は今以上でしょうね。
つまり、咬めない入れ歯ですら
諦めないといけない方が多い
世の中になっているかもしれません。
歯がないと全身の健康を損ねます。
寝たきり老人のお口を見てみて下さい。
おおむね合わない、
咬めない入れ歯が入っていますよ。
私は訪問診療をやったこともあるので、わかります。
歯があるご老人は元気で
ゲートボールをしたり、
ダンスをしたりしていますからね。
介護施設にいらっしゃるのは、
おおむね歯がなくて合わない入れ歯で
苦しんでいる方たちです(私の経験上)。
予防歯科で有名な熊谷先生も
「プロフェッショナル 仕事の流儀」で
予防歯科の話をしていた回があります。
内容は、予防歯科でご高名な
熊谷先生の仕事ぶりに密着!
という感じでした。
その中で熊谷先生は、
おっしゃいましたよ。
「とにかく早く治療をして欲しいと皆いう。
だけどそれでは患者さんの未来は守れない。
唾液検査をして、口の中の炎症を治めてからじゃないと絶対に治療しない」
まさにこれなんですよ!
神田中央通りいけむら歯科でも
まずは歯科ドックを受けていただきます。
絶対にいきなり治療はしません!
(もちろん応急処置はします)
状態を把握しないで、
取り合えずむし歯の穴を埋めるだけ、
歯石がついてるから
とりあえず歯石取るだけ。
ぶっちゃけますと、
こんなものは治療とはいえません。
これは応急処置です。
- ・なぜむし歯になったの?
- ・なぜこの歯肉は腫れているの?
- ・普段何を食べているの?
- ・仕事はストレスフル?
など、様々な原因を探して
特定して除去していかないと、
何回でもむし歯になりますし、
何回でも歯肉は腫れます。
ここをはき違えるとあなたは
永遠に辛く終わりのない
治療のスパイラルにはまります。
歯がなくなったって
辛い治療は終わりませんよ。
今度はもっと辛くて
痛い入れ歯の治療が待っています。
入れ歯は治療が辛いだけではなく、
毎日毎日365日、三度の食事のたびに痛みます。
まともに食事をとれなければどうでしょうか?
栄養失調で全身の病気にもなります。
このスパイラルにあなたに入ってほしくないのです。
「すぐに治して欲しい!」
そんなあなたの気持ちも良くわかります。
でも、
本当の意味で治すのであれば、
きちんとした検査、そして診断が不可欠です。
あなたの今後の人生を愛し、
心配しているからこそ、
いきなりの治療は断固、致しません。
なので、神田中央通りいけむら歯科では、
最初に歯科ドックをおすすめしています。
歯科ドックについては、
こちらで詳しくお伝えしております。
予防歯科で変わる3つの未来
つまり、
予防歯科をすることによって、
老後も元気でいられるかどうかが
変わってくるということです。
①今から予防に気を使い、健康を維持できる方
②予防に気を使わなかった結果、
歯がボロボロになってしまったけど、
良い治療を選択できる資産を持っていて、
良い治療の結果健康を維持できる方
③予防に気を使わなかった結果、
歯がボロボロになってしまったが、
それを回復させる治療費が用意できずに、
坂道を転がり落ちるように健康を害し、
社会福祉が必要になるけれども、
社会福祉を受けられるかどうかもわからない方
の3種類になるのではないか、
と私は予想しています。
私はぜひご縁のある方に、
シンプルに①の方になって頂きたいのですが、
まず予防の設計図を一緒に作ることから
拒否されてしまうことが多いですね。
予防の道のりははるか遠く。
この日本という国家が、
お金がなくてあえいでいるのに
医療費は垂れ流し状態。
切ない現実です。
神田中央通りいけむら歯科では、
①の予防を一生懸命なさる、
自分の健康に何より価値を置いているかたの
サポートを第一優先と致しております。
いつまでも健康でいたい方は、
お気軽に下記お問い合わせからご相談ください。
当院は、カウンセリングから
大切にしておりますので、
きっちりアドバイスさせていただきます。