【歯医者の真実】歯医者さんは実際「歯を治してあげられない」という事実
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
昨夜、幼い我が子と布団に入り、寝る前のおしゃべりを楽しみました。
そこで、寝る前にやってあげた子供の歯みがきや舌磨きについての話題になりました。
その話題が膨らんで歯科治療の問題点まで言及したので、今回はその話をシェアしようと思います。
実際に歯医者さんは「歯を治すことができない」ということなどの、歯医者さんの真実についてお伝えしていきます。
歯医者の真実は「実際に歯を治せない?」
簡単に言うと、「歯医者さんは歯を治せない」という事実を幼児に伝えたらショックを受けた…という話なんですが、これ来院なさる患者さんにもお伝えすると同様にショックを受けているケースが散見されるので、皆さんに知っておいて頂きたいなと思いました。
ちなみに幼児に簡単に説明しようとしても、なかなか難しいもんで、いつも池村は苦戦しています。
もうちょっと大きくなったら、難しい単語や熟語は一緒に広辞苑でも引きながら会話していこうと思っています。
その会話の内容をお伝えしていきましょう。
幼児との会話を再現
幼児「なんで、歯みがきするのー?」
池村「口の中のバイキンが歯の表面にこびりついてるから歯ブラシでこすって落とすんだよ。もちろんほっぺやベロにもバイキンはいるんだけど、ほっぺやベロは皮膚だから垢として表面が脱落するんだよ。
でも歯の表面は代謝しないの。硬くて動かないからそこにバイキンがおうち建てて住んじゃうんだよ。」
幼児「なんでー?」
池村「おうち建てたバイキンがなんで悪いかって言うと、バイキンがね、我々が食べたゴハンを一緒に食べるんだよ。
食べたらうんこするでしょ?バイキンもうんこするんだ。そのバイキンのうんこが酸で、歯が溶けちゃうんだよ。それがむし歯。」
幼児「でー、むし歯なっちゃったら、歯医者さんに歯治してもらうの?」
池村「歯医者さんは、歯を治せないんだよ。」
幼児「え?ん?」
池村「歯医者さんは、痛くなった歯を痛くなくしてあげたり、穴あいちゃった歯にフタしてあげたりすることはできるけど、元通りの歯に治してあげることはできないだよ。」
幼児「え?治らないの?」
池村「そうだよ。歯は二度と治らないよ。だから一生穴あいたまま。歯医者さんはむし歯であいた穴にフタしてあげてるだけ。
だから、穴があかないように必死で守っていくんだよ。むし歯なっちゃった人は一生その傷をかばって気をつかいながら生きていくんだよ。」
幼児「えー・・・(怖がっている様子)」
池村「だから、毎日歯みがきも大事だし、甘いもの食べないようにすることも大事なんだよ。甘いものはバイキンが喜んじゃうから。」
…
…
みたいな会話を繰り広げたわけです。
ちなみに治療修復のサイクルはこのような流れになっております。
歯医者の正しい知識を身に付ける
もう眠かったから、「歯医者さんが治してあげるの?」の質問に「そうだよ」と返事して話を切り上げて寝ようかとも思ったのですが、
ここで正しい知識を身につけさせないと『むし歯なったら歯医者さん行って、治してもらえばいーや』という認識を持ってしまっては一大事!と熱く語ってしまったわけです。
最近時代の変わり目なのか?それとも池村が注意しているから目に付くだけなのか?
『むし歯なったら歯医者さん行って治してもらえばいーや』だと自分の健康を損なうとか歯を削ることは命を削ることとか予防歯科を利用することで生涯医療費1600万だとか3200万だとか節約できるとかの記事を良くみます(計算方法が色々あるのでしょうが、とにかく千万単位で人生得します)
治療優先の時代も確かにありました。
でも、歯科治療を一生懸命した方で、良くなっている人、いないでしょ?
日本はまだまだ治療優先ですが、世界は確実に予防歯科が定着しています。
「とはいえ、自分はもう歯を削りまくってるし・・・オワってる・・・」と悲しむことはありません。
現状でできることはたくさんあります。現状から未来に備えることはたくさんあります。
何もしない未来よりも、できることをやって備えた後に来る未来は雲泥の差だと、この池村が保証しますよ。
未来に備えたいけど、どうしたら良いかわからない方は下記お問い合わせからどうぞご相談下さい。オンライン診療が便利です。