日本の歯医者はすぐ削ってくるから怖くて行けなかった
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
「日本の歯医者はすぐ削ってくるから怖くて行けなかった」
これね、当院にいらした商社マンの方のセリフ。日本の歯医者さんはすぐ歯を削ろうとする。自分は歯のクリーニングを受けたいだけ。
仕事でシンガポールにしばしば行くので、そのたびにシンガポールの歯医者で歯科クリーニングを受けていた。たまたま検索したら神田中央通りいけむら歯科が「削らない歯医者」って書いてあったから来た。
これな。
日本で削らない歯医者はかなり少ない
本当に悲しいことだけれども、今の日本の保険診療の制度内で歯科医院経営していこうとすると、どうしても歯を削らないと存続できないんですよ・・・。
来院して下さった患者さんには必ずお話してますし、以前に載せて頂いた週刊現代さんにもお話していますが、日本の歯医者の現状をお伝えします。
むし歯治療にはそこそこの診療報酬がありますが(それでも他の先進国に比べたら0が一つも二つも少ないのです。だから、数をこなそうと鵜の目鷹の目でむし歯を探すことになるんですけどね)、歯石除去や歯面清掃や歯科衛生士のブラッシング指導なんてほんと些細な金額ですよ。
同じ時間をかけるなら、そりゃあ歯を削っちゃいますよね(池村も若い時に当時の上司に言われましたよ。歯石取るくらいなら1本でも多く歯を削れって)。
今、歯科衛生士さんの人件費もダダ上がりですからね。それなりのチャージを設定しないと、まともなクリーニングは難しいです。
当院は歯科衛生士さん、それなりに充足しているような、もうちょっといて欲しいような…という状態ですが、一応募集は出しています。様々な衛生士さんが面接にいらして下さいます。
色々な歯科クリニックで色々な勤め方をしてきた話を聞くのが面白いのですが、まあまあシャレにならない話も結構あります。ここには書けないので、来院の際にご興味あれば聞いてください。お話します。
保険診療もタダではない
保険診療とはいえタダではないです。小銭を払って時間も使って効果があるのかないのかわからないクリーニングを受けるより、しっかり予定を立てて予防効果の高いクリーニングを受ける方が生涯医療費が、実は節約されます。
あ、ちなみにこの商社マン、
「本当に削られなかった!良かった。しかもシンガポールより安くて(3万くらいらしいです)、良い(PMTCではなくエアフローによる)クリーニングを受けられた!」
と言って帰られましたよ(個人の感想です。って書いとかないといけないのかな?)
池村は、激痛で来院の患者さん以外はいきなり削りませんので、時間・期間・人生に余裕を持たせてご来院下さい。痛いと初対面なのに、麻酔ぶっさして削るしかない場合も多いので。
当院に不向きな方もいらっしゃいます
また、オンラインで初診を受け付けられるようになりました。当院、ちょっと特殊な?歯科でして、
「歯を削られたくない」「予防歯科やって欲しい」という方には好評なのですが、「ちゃっちゃとやって終わりにして欲しい」という方には不向きです。(ちゃっちゃとやった治療はどうせ再発してしまうのにね)
そういうわけで、実際来院するという労力をかけたのに、
『ここ、向いてないわー』
って思ってしまうと時間も労力も初診料も無駄になってしまいます。ですので、まず最初は下記にてオンラインで初診問診をしてから実際に来院するかどうかを決めて頂きたいなと思っております。