ママさん必見!授乳で寝かしつけ中に寝落ちしても虫歯にならない予防法
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
本日のお題はこちら。
「授乳で寝かしつけ中に寝落ちしてしても、虫歯にならない予防法」についてです。
世の中のお母さん方、出産おめでとうございます。先日、池村も第二子を無事分娩し終わりました。
お母さんになると子供の都合での生活を強いられるので、ご自身の事はすべて後回しですよね。お風呂もゆっくり浸かれないし、化粧水だって塗る時間ないし、食事なんて流し込むよう。
時間があるときにちょこちょこつまみ食い、当然歯みがきもタイミングを逃す。
最低限の生活すらあやふやなので、美容室だのお洋服だの外出もままならない・・・。
まあ、愚痴はこのくらいにしておいて(笑
本題の授乳で寝かしつけ中に寝落ちしてしても、虫歯にならない予防法についてお伝えしていきますね。
授乳で寝かしつけ中に起こる負のスパイラル
授乳で寝かしつけしているときに、このような状態に陥ってしまっているママさんも多いのではないでしょうか?
夜、赤ちゃんが泣くので、とりあえず自分の身支度が済んでいないのにおっぱいをしゃぶらせる
↓
赤ちゃんが寝たら歯みがきしようと考えつつも寝落ち
↓
深夜空腹でなく赤ちゃんに気付き授乳、『歯みがき・・・』と思うものの再度寝落ち
↓
これを繰り返す
で、歯みがきの機会を逸してしまうことが多くないですか?
この状態に陥ってしまうと、むし歯・歯周病は増えます。(ちなみに授乳のために横を向いて寝るので、顎関節症も増えます)
でも、歯科医院に通院することもままならない・・・
という八方塞がり感を感じている方、この栄養療法を実践している予防歯科医の池村のアドバイスをぜひお試し下さい。
当院の栄養療法はこちら
授乳中で歯みがきできなくても虫歯にならない予防法
歯みがきを必死でしなくてもむし歯・歯周病を悪化させない方法。
それはズバリ、『炭水化物を口にしない』で解決できます。
実は、むし歯・歯周病を起こす口腔内細菌の餌は糖です。
なので、甘いものだけでなく、いわゆる主食と言われる米や小麦などの炭水化物(炭水化物とは糖+食物繊維)を口にしなければむし歯・歯周病を起こす口腔内細菌を兵糧攻めにできるのです。
餌がなければ細菌は大量に繁殖しないので、頻繁に歯みがきをしなくても意外と大丈夫なのです。
当院は栄養療法をベースに置いた予防歯科実践クリニックですので、この事実を患者さんに伝えると同時に当然池村もいわゆる糖質制限・身体の組成の元であるたんぱく質中心の食事を何年もしているわけです。
すると、栄養療法を知る前の食生活(お昼に春雨カップスープとおにぎり一個だとかコンビニのスパゲティのみだとか)だと、毎食後歯みがきをしないとすぐに歯にプラークがついてザラザラするので気持ち悪くて、
と思っていましたが、糖質制限・たんぱく質中心の食事に移行した結果、細菌があんまり繁殖しなくなったのでしょう。
一日一回だけの歯みがきでも、歯がつるつるでいられるようになったのです。
炭水化物を控えるメリットは虫歯予防だけではない
と、いうわけで…
結論としては、炭水化物(当然甘いものも)を控えるだけで「産後、授乳だったり忙しくて、
歯みがきする時間もなくてむし歯だらけになった。歯ぐきも腫れたー><」と泣かなくて済みます。
身体の細胞のもとであるたんぱく質をたくさん取るとおっぱいもたくさん出ますよ。赤身肉には赤ちゃんの成長に欠かせない鉄分もたっぷり。
さらにさらに!
炭水化物を控えると、赤ちゃんもとても落ち着いてよく寝てくれる育てやすい子になります。
え?関係あるの?と思いました?
以前に書いた血糖値の話も読んで頂きたいのですが、お母さんが甘いものを好んでしょっちゅう口にしていたり、
ヘルシーかと思って炭水化物中心の食事をしていると血糖値の乱高下が起きます。
参考:血糖値が高いと虫歯になりやすい?虫歯とやる気が関係しているという事実
栄養療法で赤ちゃんがおとなしくなる理由
母乳は血液を濾し出して作られているもの。
血糖値が高い状態の血液から作られた母乳は糖度が高い。
すると、その糖度の高い母乳を飲んだ赤ちゃんの血糖値が上がり↑、上がった血糖値を下げようとしてインスリンを過剰分泌し↓、下がりすぎたのでアドレナリン等々のホルモンを分泌して血糖値を上げようとし↑、アドレナリンの過剰分泌により激しく泣いたり暴れたりします。
池村も実感しているのですが、栄養療法を本格的に学び始めたのが第一子妊娠中の臨月でした。
生まれてきた子は乳児性湿疹がひどく、夜は泣きっぱなしで一晩中抱っこ、背中をそらせてギャン泣きでした。(※ちなみに乳児性湿疹は、当院で扱っている医療用サプリメントのヘム鉄をミルクに混ぜて飲ませたら、すうっと治りました。私の友人の子供も同様に乳児性湿疹がすぐ治ったそうです)
そして、たんぱく質中心の食事に変えて、医療用サプリメントを飲んで丸4年。
今年3月に生まれた第二子は、お肌もきれいで夜もぐっすり寝てくれます。
ちなみに当院は、場所柄子供の患者さんはあまりいないので、栄養療法実践歯科医師仲間に聞いた話になりますが、血糖値が高いお母さんの母乳を寝ながら飲んでいる子は乳歯がむし歯になるそうです。
母乳でむし歯になるとは、本来ないことなのですが、相当糖度が高い母乳を与えてしまっているのでしょうね。
赤ちゃんのうちからむし歯になってしまったらかわいそうです。子供の歯科治療は困難を極めますしね。
参考:乳歯だから保険の虫歯治療でいい?詰め物はさらなる通院の序章になることも…
子供の歯科治療は、困難を極めますので、ぜひむし歯になる原因を除去してあげましょう。
つまり、ママが甘いものを控えるってことですね。
色々本題からそれてしまいましたが、今日のお題「授乳中に寝落ちしてしまい、歯みがきができない」とお悩みのお母さんは、肉食に変えてみると、産後の歯科医院に行けない状況の中でむし歯・歯周病による辛い目にあうリスクを大幅に下げることができます。
どうぞお試し下さい!
忙しいママさんのご要望にお応えするコースも
ちなみに今、赤ちゃんを抱えていて、すでに口の中が調子悪い方は一度ご相談下さい。
忙しいママさんのご要望にお応えする「何度も来られないから、とにかく一回である程度キレイにしたい」というコースがございます。
これは、忙しいビジネスマン向けに作ったコースですが、とにかく自由な時間ないお母さんにもピッタリなコースです。
赤ちゃんをベビーカーで連れてきて、クリーニング中、すぐ横にベビーカーを置いて頂いても構いません。
泣いてしまった場合は、当院のスタッフでよろしければ、抱っこしてあやすこともできます。
これから赤ちゃんを産む予定で、予習のためにこの記事にたどり着いた勉強熱心なプレママには「赤ちゃんが生まれるプレママと赤ちゃんのための予防歯科コース」もございます。
こちらは現役ママよりも多少時間的な余裕があるので、自分と大切な家族を守っていくための知識を提供するお時間もコースに含まれています。
なにはともあれ、子育てって大変ながらも幸せなひと時。つつがなく過ごすためにはお口の手入れはとても重要。
どうぞ本日の記事、お試し下さい!
とはいえ、一人でテキトーにやってみて大丈夫かな?
家に来た保健師さんからは米を食え・餅を食べるとおっぱいたくさん出るよという指導をされている何でもバランスよく食べることが大事なんじゃないの?と思っていらっちゃる方もいるでしょう。
当院はオンライン診療も行っております。実際の食事で気を付けるべきことややってみて具合悪くなったなどご相談事がありましたらぜひオンライン診療をご利用ください。