入れ歯を保険適用外で作ったけどぴったりしない!どうやっていい歯医者を選ぶのか?
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
今日は、ちょっと厳しい話をするかもしれませんよ。
覚悟してくださいね(笑)
まずですね。
あなたにとって「良い」歯医者ってどんな歯医者さんですかね?
これじっくりと考えてことはありますか?
例えば、
- ・優しい?
・よく話を聞いてくれる?
・痛くない?
・すぐ治療してくれる?
人によって思うところはあるでしょう。
でも、もしかしたらその考え方だけでは、いい歯医者さんを探すことはできない可能性が高いです。
では、どうやっていい歯医者さんを見つければいいのか?
今回は、入れ歯の患者さんの実際のケースを見ながら、解説していきます。
入れ歯を保険適用外で作ったけどぴったりしない…
先日、こんな方が当院にお見えになりました。
雑誌に載っていた「ぴったり入れ歯」を求めて新幹線の距離の歯医者へ。
そこでは、むし歯治療も歯周病治療もなにもなく、行ったその日に即入れ歯の型取りをしたそうです。
そして、2回目には入れ歯は完成したとのこと。
保険適用外の、ウン百万の入れ歯。
私はあまりみたことがない、すごく凝った形の入れ歯でした。
しかし・・・
右を調整すれば左が痛くなり、左を調整すれば右が痛くなり…
まったく自分にぴったりとした入れ歯ではなくなってしまったのです…
それで、次第にあきらめて通院をやめてしまったそうです。
こんなエピソードを持っている方って、以外と少なくはないと思います。
入れ歯治療はどうやっていい歯医者を探すの?
上記のようなエピソードって、なんとも残念な話ではないでしょうか。
その方の、入れ歯を支えているブリッジは壊れて、グラグラしていました。
入れ歯を作る前から弱っていたブリッジだったのか、それとも入れ歯により負担が倍増したのでブリッジが壊れたのかわかりませんが。
私は、どんな患者さんにも強く強くお話するのですが(このブログでも何度もお伝えしていますよ)、口って、これで一つの内臓なんです。
- だから、
- ・歯を一本だけ何とかする
- ・前歯だけ何とかする
- ・入れ歯だけ何とかする
- ・ブリッジの土台になっているこの歯だけなんとかする
ということはできないんです。
なぜなら、すべて一つの内臓だからです。
根っこが割れている歯に、差し歯をしても必ず取れてきますし、奥歯がないと前歯はもたないし、残った歯が少ない状態の入れ歯は歯肉に乗っかる面積が広くないと安定しません。
口の中の力学的なバランスが崩れている以上、無理です。
自分にぴったりのいい歯医者さんを見つけるには
では、どうやっていい歯医者さんを見つければいいのか?
実は、なんとかしてくれる先生を遠くに探しに行って、高い治療費を払って結局不安定な人工物を作ってイマイチな状態で日々諦めながら過ごすより、現状を理解して、どうしたら長期間安定する口の中を作っていくか、覚悟を決める方が快適な人生を送れますよ。
「こうしてほしい」
という希望を歯医者さんに伝えるのは、大いにして頂きたいのですが、なんの検査も診査もなしに二つ返事で削ったり型取りをして、
「後は知らない」
という歯医者さんにかからないためには、どうすればいいのか?
それは…
現状をきちんと把握して、治療の方法も2.3提案してくれる歯医者さんを見極められることが重要なんです。
そうすれば、安寧な人生がおくれますよ。
自分にぴったり合った、いい歯医者さんを探したいのであれば、このことを意識して、口コミなどを参考にしながら、ぜひ探してみてください。
ただ「優しい先生です」・「治療が丁寧です」では危険かもしれないですよ。
もちろん、当院にご相談頂いてもご相談にのります。
実際の来院が恐ろしい場合はオンライン診療にてご相談にのることができますのでどうぞご予約下さい。