【歯の栄養療法】オペ前の血液検査で病気を予言してしまった話
こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
実は当院ではインプラントオペをする前に
患者さんに血液検査をしてもらうんですよ。
なぜなら、
おんなじ処置をしているにも関わらず、
栄養状態の悪い方は治療がうまくいかないからです。
この血液検査に関して、
自分は健康的だと思っていた方が
初の事例が起きたことをシェアします。
また、
その「歯の栄養療法」について知っていたら、
事前に病気も予言できてしまった
事例をお伝えしていきたいと思います。
栄養療法クリニックの血液検査とは?
当院、栄養療法実践クリニックなので、
保険効きませんがご要望の方に血液検査を致します。
先日、この血液検査で初めてのことが
起こりましたので、ちょっとシェアします。
血液検査センターから、
「緊急速報」が届いたのです。
通常、
採血→検査センターが検体回収→2~3日後にレポートが来る。
の流れなのですが・・・
この方はデータがやばすぎて、
緊急速報がFAXで送られてきました。
まだまだお若い、健康に特に
悩んでいない30歳の男性です。
「普通」に生きていても大変な
「病気」を内に秘めている方が
多数であると実感しました。
通常の健康診断ではわかりえないことです。
自覚症状に乏しいことも多いです。
この方は当院を受診なさって早期発見できました。
命拾いです。
歯の栄養状態がわかると予言もできる
この血液検査をしただけで、
歯の栄養状態だけでなく、
身体の健康状態までわかってしまった
エピソードもお伝えしましょう。
インプラントの事例です。
歯の栄養状態が悪いと
どうなってしまうかと言いますと、
インプラントが骨とうまくくっつかずに
取れてしまったりします。
(インプラントの症例ではないですが)
また、同じように生えてる親知らずを
同じように抜歯しても20代後半の女性はすぐに治り、
「全然痛くなかったです!」
と言ってくれるのに、
子宮筋腫を長年患っていて毎月の出血量が多く、
重度の鉄欠乏性貧血の40代後半の女性は、
ドライソケットという傷が
治らずに痛い目をみてしまったり…。
とずっと疑問に思っていました。
栄養療法を勉強するまでは。
つまり、その患者さんに身体や細胞を治す
材料がないと処置の術式が
同じであっても治らないということです。
血液検査で歯の健康状態もわかる
そこで、インプラントオペの前は
感染症を調べる意味も込めて
血液検査をするようにしました。
(本当は抜歯の前にも
血液検査を導入したいですが、
歯科なので血液検査保険きかないんです。
だから大きな処置の前だけにしてます。
でも、最近は会社で一年に一回行われる
血液検査のデータを項目が少ないですが、
参考になるのでどんな処置の前にも
持ってきて見せてもらってます)。
栄養療法では、60項目以上のデータをみます。
(一般の血液検査では多くてせいぜい13項目程度)。
すると動脈硬化があるとか
脂肪肝だとかたんぱく質欠乏だとか
鉄欠乏だとかがわかるので、
などがわかってくるので、
対策を講じてもらいます。
要するに、
歯科の治療の成功率を上げるために、
患者さんに生活改善をしてもらうわけです。
栄養療法に気付いたお客様の結果
先日、動脈硬化のリスクを
強くお伝えした患者さん。
しばらくお見えにならなかったわけです。
治療計画がものすごく遅れたわけですが、
それはさておき。
お久しぶりに来院なさったら、
「脳血管切れて大変だった」
と教えてくれました。
医科にかかっている際に、
当院の血液検査の分析と
生活改善の話が頭をよぎっていたそうです。
「もっと早く神田中央通りいけむら歯科に
かかっていたら病を得ることはなかった…」
と思ったそうですよ。
なかなかねー。
実際病気してみないと
わかんないもんですよね。
とお伝えしてもピンとこないんですよね。
とはいえ事実は事実。
血液は嘘つかない。
ぜひその患者さんには
生活改善していってもらって
健康長寿を満喫して頂きます。
こんな歯科治療も結構面白いでしょ?
むし歯になりやすい人も知覚過敏に
悩んでいる人も歯周病重度になりそうな人も
血液検査でけっこうわかっちゃうんですよ。
あなたも、「自分は大丈夫」と
過信していて取り返しがつかなくなる前に
確認した方が良いかもしれませんよ。
しっかりとした治療に
興味ある方はどうぞ当院にご相談下さい。